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期末になると有給が消えるのは、暦に先に一日置かなかったからだ

目次

9月の最終週、部下たちの有給消化率をまとめて人事に提出する。全員に「早めに取ってください」と声をかけてきたのに、集計表で一番低い数字は自分の名前の横にある。カレンダーを開くと来月も再来月も会議で埋まっていて、休みを差し込める隙間がどこにも見当たらない。

flowchart TD
    A[白紙の予定表] --> B[業務が先取り]
    B --> C[隙間ゼロ]
    C --> D[取得率66.9%]

有給が消えるのは忙しさのせいではない
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労働政策研究・研修機構が2026年3月に公表した「年次有給休暇の取得率」(令和7年就労条件総合調査の分析)によれば、2024年の年次有給休暇は労働者1人平均で付与18.1日、取得12.1日、取得率66.9%にとどまる。全体の数字であり、特定の業種に限った話ではない。(出典: 年次有給休暇の取得率)

「今期は特別に忙しかったから」という言い訳は、統計の前では成立しない。忙しさは毎年ある。取得率が3割以上も積み残るのは忙しさが原因ではなく、有給という予定を先に置く習慣がないからだ。個人の意志の弱さではなく、予定の立て方の設計不足だ。

予定表は先に置いたほうが勝つ
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予定表は空欄のまま放置すると、必ず他人の依頼か自分の業務がその枠を埋める。会議の主催者は空いている時間を探して招集をかけ、部下は空いている枠に承認や相談を差し込んでくる。空欄は、放置した瞬間から埋められる対象として扱われる。

有給を「落ち着いたら取る」と決めることは、有給を予定表の中で一番後回しにする判断そのものだ。予定は早く置いた側が居座り、後から入れようとした側が押しのけられる。だから繁忙期が一つ終わっても、次の繁忙期の予定がすでに先に枠を埋めている。

部下の残業を上限規制で止めても、仕事は消えずに受け皿へ流れ込むだけの構造を別記事に書いた。有給も同じで、制度や意欲だけでは動かない。先に枠を確保した側だけが、その日を手元に残せる。

3ヶ月先に一日を先置きする
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打つ手は一つでいい。今日から数えて3ヶ月先の同じ曜日を、有給としてこの場で暦に入れる。

  1. 3ヶ月先の金曜(繁忙期の谷間になりやすい曜日)を1日選び、その場で有給として登録する。表示名は具体的な業務理由ではなく「終日確保」など、周囲が空きと誤読しない言葉にする
  2. 承認が必要な職場なら、この時点で申請を出す。3ヶ月前の申請は業務都合による差し戻し圧力を受けにくい
  3. 月初の5分で、その1日がまだ暦に残っているかを確認し、同時に次の3ヶ月先の1日を新たに置く。有給の先置きが途切れず回り続ける

月初にまとめて確認する運用は、判断そのものが発生する回数を減らす発想と同じだ。詳しい置き方は判断回数を3つの型で減らす手順にまとめてある。申請の一言はこの形で足りる。

件名: 有給申請(○月○日)

○月○日(金)を有給として申請します。
現時点で確定している業務はなく、
当日までに調整が必要な件が出た場合は
前週までにご相談ください。

上書きされそうになったときの一手
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3ヶ月前に置いた予定でも、直前になって誰かが動かそうとすることがある。そのときに使う一文はこれだけでいい。

その日は3ヶ月前から確保している予定で、動かせません。
別日でよければ、来週以降の空いている枠を提示します。

それでも押し切られて予定を潰されたら、潰された枠を取り返そうとせず、次の3ヶ月先の1日をその場で暦に置き直す。断りの言い回しをもっと増やしたいなら配分で返す手順が使える。

まとめ:有給は暦の設計で守るものだ
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有給が消えるのは、あなたが人より忙しいからではない。暦に先に一日置かなかった、それだけの差だ。

本記事は AI が下書きし、管理人が監修しています。

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Threads @naeworkai X @naeworkai

NAE
著者
NAE
IT業界で休職し、年収2,000万まで戻した中間管理職。「この努力、燃料計算合ってる?」が判断基準。頑張れとは言わない。→ 経歴はこちら/なぜ相談すべきか

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