他部署は週2出社に切り替わったのに、あなたの部署だけ毎日出社のままだ。上司に理由を聞くと「現場にいないと管理できないから」としか返ってこない。それ以上の説明はいつも出てこない。
flowchart TD
A[日々の業務] --> B{仕分け}
B --> C[物理必須]
B --> D[代替可能]
D --> E[交渉材料]
「現地にいないと管理できない」が唯一の根拠になっている#
ITmediaビジネスオンラインが報じた総務部門の事例は、あなたの部署の話と同じ構造をしている。ある総務担当者の声を次のように紹介している。「総務は基本出社です。この前の台風の時は公共交通機関が乱れて本当に困りました」。他部門のフロアが閑散とする中、総務のフロアだけ毎日誰かがいる状態が続いているという(出典: 他部門はリモートでも「総務だけ毎日出社」の理不尽、なぜ続く? “オフィスの番人"からの脱却方法は)。
この理不尽はひとつの部署に限らない。品質保証、経理の一部、現場対応の窓口——「管理は現地でやるもの」という理由だけで出社を求められる部署は業界を問わず存在する。IT業界でも在宅方針が部署や会社ごとに分かれる事例が出ており(在宅廃止のGMOと継続のさくら、相反方針の説明係が燃料を守る一手)、方針の差が説明を担う立場の負荷を増やしている。
出社継続を支えるのは業務の性質ではなく思い込みだ#
同記事は「総務=出社」が続く要因を「物理的制約」「業務の性質」「心理的固定観念」の3つに分けて説明している。物理的制約は紙・ハンコと郵便物の処理を指す。業務の性質はオフィスの設備管理や来客対応という「駆け込み寺」化を指す。心理的固定観念は「管理部門は社内のサポート役であり、席にいていつでも対応できるようにしておくべきだ」という経営陣・他部門の意識を指す。総務パーソン自身の強い責任感も、この固定観念に含まれる。
この3つを自分の業務に当てはめると、たいてい一番大きいのは3番目だ。紙やハンコが絡む業務は実際には一部で、大半は「現地にいたほうが安心される」という空気だけで出社が続いている。出社義務の正体は業務の性質ではなく、仕分けていない思い込みであることが多い。
1件ずつ仕分け、代替可能リストを交渉材料にする#
思い込みは反論では崩れない。数字でしか崩れない。まず1週間分の業務を朝から帰宅まで書き出し、1件ずつ次の基準で仕分ける。
判定基準
1. 紙・モノ・人の身体が動く工程を含むか
(開封、押印原本の受け渡し、来客対応)→ 含むなら「物理必須」
2. 判断材料が数字・文面・画面で完結するか
(承認、進捗確認、報告)→ 完結するなら「代替可能」
3. その場にいることで防いでいるのは事故か、上司の安心感か
→ 安心感だけなら「代替可能」洗い出した結果はそのまま交渉材料になる。上司に見せる一文はこれで足りる。
先週の業務を洗い出したところ、物理必須は○件中○件でした。
残りは在宅でも支障がないので、週○日は在宅に切り替えたいです。業務の解体の順序と同じで、渡す・削る判断は感覚ではなく仕分けた結果から出す。感覚で「全部必要」と言っている限り、上司の思い込みと同じ土俵で負け続ける。
交渉が通らないときの逃げの一手#
仕分けを見せても「念のため」で押し戻されることはある。そのときは全体の切り替えを狙わず、代替可能リストのうち最も件数の多い業務1つだけを名指しして、試験的に2週間だけ在宅で回す提案に絞る。範囲を小さくするほど、上司が「念のため」を言う理由も小さくなる。
圧力に押し戻されたときに線引きの基準を持っておく発想は、服従実験でAIが屈した圧力から、中間管理職が断る権利を取り戻す方法と同じだ。断るコストの事前設計と同じで、交渉のたびに気力を使い切っていては続かない。仕分けたリストは一度作れば使い回せる。
まとめ:出社義務は仕分けていない思い込みで支えられている#
出社義務の根拠は業務の性質ではなく、仕分けていない思い込みであることが多い。仕分けた数字だけが、その思い込みを動かせる。
本記事は AI が下書きし、管理人が監修しています。
査定に載らない組織仕事を振られたその日に、そのまま出せる定型文が3通ある。
→ 期待値コントロール定型文集(抜粋版)続きはタイムラインに置いていく。
