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内示から動けない引き継ぎ資料、先に決めるのは「引き継がない物」

目次

異動の内示が出てから10日が経つ。現業は普段どおり回り続けていて、引き継ぎ資料には一行も手をつけられていない。フォルダを開いては閉じる、を繰り返すうちに着手できない日数だけが増えていく。

flowchart TD
    A[全部書こうとする] --> B[終わらない]
    B --> C[3分類で判断]
    C --> D[分類済みだけAIへ]

AIに丸ごと投げた一日、終わらなかった理由
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以前、精緻に作り込まれたRFPをそのままAIに読み込ませ、提案書を書かせたことがある。それなりの体裁の文書はできたが、直しに膨大な時間を溶かした。業界の文脈や選定条件についての仮説を、自分の中で先に組み立てていなかったからだ。

引き継ぎ資料も同じ構造で失敗する。現業のメモをそのままAIに貼り付けて「これを引き継ぎ資料にして」と頼んでも、何が後任にとって重要かをAIは知らない。だから、どの項目も「対応済み」「随時確認」といった、後任が読んでも次に何をすればいいか分からない言葉で埋まった文書が返ってくるだけだ。終わらないのは整理が下手だからではなく、「全部を書く」という前提そのものが崩れているからだ。

異動理由を部下にどう説明するかは別の論点で、ここで扱うのは資料そのものの作り方に絞る。

引き継ぐ・捨てる・自分に残す、3分類を先に埋める
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資料を書く前にやることは1つだ。今抱えている業務を項目ごとに書き出し、「引き継ぐ」「捨てる」「自分に残す」の3列のどれかに振り分ける。文章にする必要はない。項目名だけでいい。

振り分けの判定基準はこうなる。

  • 引き継ぐ: 知らずに後任が動くと、顧客・金額・期限のどれかで事故が起きる項目
  • 捨てる: 検索や社内システムで復元できる、または既に終わった一過性の対応
  • 自分に残す: 経緯を知るのが自分だけで、かつ発生確率が低い例外対応

資料が膨らんでいたのは、「引き継ぐ」に入れなくていい項目まで抱え込んでいたからだ。3列に振り分けた時点で、実際に書く分量は着手前よりずっと少なく済む。日々の業務量そのものを2軸の問いで解体する方法は別記事に譲るが、発想は同じで、渡す前に「渡さない物」を先に決めている。

分類済みの項目だけをAIに書かせる順序
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3列の表ができたら、AIに見せるのは「引き継ぐ」列だけだ。「捨てる」列は消してよい。AIにすら読ませる必要はない。

「引き継ぐ」列の項目メモを、そのまま次のプロンプトに貼って渡す。

以下は、引き継ぐと判断した業務項目のメモです。
後任が初日から読んで実行できる引き継ぎ資料の1セクションとして書き直してください。

条件:
- 項目ごとに「何を」「いつまでに」「困ったら誰に確認するか」の3点を含める
- 前提知識がない人が読んでも分かる言葉にする
- 1項目が長くなりすぎる場合は、削ってよいか先に私に確認する

[項目メモをここに貼る]

「自分に残す」列は資料にしない。引き継ぎ面談の最後に、口頭で一言ずつ伝える連絡先リストとして手元に置いておくだけでいい。先に決定文を書いてからAIに生成させる順序は、役員向け資料でも同じ形で使える。

資料が間に合わないときの逃げの一手
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内示から異動日までの日数が短く、3分類を終えても資料化が間に合わないことがある。その場合は「引き継ぐ」列の文書化だけを期限内に提出し、「自分に残す」列は異動後の問い合わせに一度だけ答える約束に切り替える。

上司や後任に伝えるのは、謝罪ではなく事実だ。「事故を防ぐために必要な項目に絞って提出した。残りは異動後1回まで質問に答える」と先に言っておけば、後から資料の薄さを個人の怠慢として詰められることはない。後任そのものがまだ決まっていないなら、それは資料の書き方の問題ではなく後任不在という論点を会社に戻す手順の話になる。

まとめ:網羅した引き継ぎ資料は完成しない
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引き継ぎ資料は全部を書き切った日に完成するのではなく、引き継がない物を決め切った日に完成する。10日で動けなかったのは怠慢ではなく、決める順番が違っていただけだ。

本記事は AI が下書きし、管理人が監修しています。

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続きはタイムラインに置いていく。

Threads @naeworkai X @naeworkai

NAE
著者
NAE
IT業界で休職し、年収2,000万まで戻した中間管理職。「この努力、燃料計算合ってる?」が判断基準。頑張れとは言わない。→ 経歴はこちらなぜ相談すべきか

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